ユニティちゃんをiClone Proに取り込む
4月7日(月)の19:00に公開されて早一週間。
私はUNITE Japan 2014の会場に居たのですぐにはダウンロードできませんでしたが、1日目終了後に台場で夕食をとっているときに家のPCにアクセスしてダウンロードしましたね。
ユニティちゃんのモデルは作成者のntny氏のこだわりを感じさせる作りになっており(講演でも熱弁していましたね「胸」のボーンはこう!見たいなw)、エクストラボーンが結構入っています。なので、単純にMecanimのモーションを適用してもちょっと残念な動きになってしまいます。
実はセルシスのCLIP STUDIO ACTION用の素材としてユニティちゃんが登場するというのを別の講演で聴いたので公開されるのを心待ちにしています。CLIP STUDIO ACTIONなら剛体設定などの物理設定がなされているはずなので髪やリボン、袖、上着の下の部分などのエクストラボーンの制御を考えなくモーション作成できるかな?と期待しているのですが現在(04/15)ではまだ公開されていません。
いつ公開されるかもわからないので、とりあえず手持ちのiCloneで作ってみることにしました。iCloneには残念ながら物理設定はありませんが、非常に単純なスプリングの機能があります。これを適用したいエクストラボーンに割り当てれば、それっぽく揺らいでくれるようになります。これだけでもかなりやる気が違います、はい。
それにiCloneに持っていけば、それまで作成したモーションやポーズなどが利用できますのでいろいろ利用の幅が広がります。
iClone 3DXchangeでオープン
アセットパッケージ内の“UnityChan/Models/unitychan.fbx”をiClone 3DXchangeでオープンします。
こんな感じになると思います。このfbxのマテリアルにはテクスチャーの情報が設定されていないようです。(Unity上ではマテリアルの適用された”unitychan.prefab”を使用するようになっています)
アニメーション作成にはマテリアルの情報なんてどうでもいいのですが、やはりこのままではやる気が起きません。
というわけで”UnityChan\Models\UnityChanShader\Texture”にあるテクスチャーのiClone用にマテリアルを適用してきます。(メッシュを選んで、これかな?っていうテクスチャーを選択していきます。透明色のあるtga(両目のテクスチャー)はどうもうまくOpacity処理ができないみたいなので別途ツールで透過pngに変換しています。)
デフォルトではSpecularの値やGlossinessの値が高く、やたらとテラテラしているのでそこは適宜調整してください。目の下が暗くてなんか悪い顔に見えますねw。
Character Setup
[Modify][Character(N)]の[Convert to Non-Standard]ボタンを押してセットアップを行います。
右の各ボーンに対応するボーンを選択してマッピングしていきます。右の赤丸が緑に変わればOKです。(細かくマッピングするなら手や首、背骨のを押してマッピングしていきます。)
[Active]チェックボックスにチェックを入れてコンボボックスからモーションを選んで[Preview]ボタンを押してプレビューを見てみます。
いい感じです。後は[Convert]ボタンを押せば完了です。
これでiCloneのActorとして操作できる形式になりましたのでiClone用にExport(Ctrl+E)します。([Apply to iClone]ボタンでも一時的ですがiCloneに適用することができます。)
iCloneで表示
こんな感じで下準備完了です。
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