デジタルカメラで360°パノラマ撮影(1)
HDR
HDR というのをご存じでしょうか? High Dynamic Range Imaging の略称ですが、一言で表すと通常より暗いところも明るいところもカバーしている画像形式です(詳細は Wikipedia で)。
最近のカメラならこの HDR 機能持っているのが多いんですよね。ただカメラ内蔵なものは最終的に JPEG にするだけなのでぶっちゃけお遊び程度にしか使えませんが。Cannon で Digital Photo Professional を使えば RAW イメージからより厳密に HDR イメージを作成できます。
[Digital Photo Professional] HDR ツール起動
これも JPEG か TIFF 形式での保存になります。
ここまで書いて、全然パノラマの話じゃないじゃんってことになっていますが・・・。
まぁ、一眼やよくあるデジタルフォトツールでは HDR 形式で出力することができません。(一般的に必要の無い人には全くいらない形式ですので)
IBL (Imaged Based Lighting)
私がパノラマを始めたきっかけはこの IBL にあります。IBL についてはこことかを見るとよくわかると思います。この IBL で使用できる画像形式が HDR になります。最近では OpenEXR (拡張子: exr)が使われることが多くなった気がします。HDR 形式で出力したけどアプリケーションがエラーで読めない場合があっても exr なら大抵問題なく読み込めます。
IBL はいろいろな 3D アプリケーションで利用可能です。私が使用してるアプリケーションを上げてみると、
- Unity
- DAZ Studio for Octane Render
- Octane Render Standalone
- iClone PRO(.hdr のみ)
で使用できます。(iClone 以外は .exr の利用が可能です)
ちょっと使用例を載せてみます。
- Unity + Skyshop
以前 Skyshop を買ったときに試した HDR 画像。
Skyshop 付属の HDR 画像。
ミクさんのマテリアルは肌以外 Skyshop のシェーダーを使用しています。 - DAZ Studio for Octane Render
背景は自作の HDR 画像です。 - Octane Render Standalone
続く。
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