iClone 6 Pro Trial 使ってみた
Reallusion からメールが届いていたのでリリースされていたことは知っていたのですが、新しい PC(Windows 8.1)にして、前から使っていた iClone 5 Pro をインストールしようとしたら、iClone 5 は「仮想PC にはインストールできません」とか言ってインストールできなかったんですよね(Hyper-V とかサポートの通りに Off してみたけどダメだった)。で、もういいやってことでずっと放置していました。先日 Mode の話をしましたが、実際使ってみてアニメーション(特にキャラクターアニメーション)に不満があり(ACS Kit 使うと Unity の Mecanim 対応に致命的欠陥有り)ってことで、iClone 6 を試してることにしました。
Trial
いずれも 30日間試せます。(実際使用するには Reallusion アカウントが必要です)
あとは 3DXchange 5 Pipline との連携(こっち普通にインストールできた)を試してみました。3DXchange 6 は来年リリースのようです。
iClone 6
体験版のスプラッシュウィンドウ。 以前とは打って変わってモダン(Metro 風)なデザインになっています。非常にいいですね。
メイン画面。レイアウトは以前とほとんど一緒。上にあったタブっぽいのが無くなり、左のペイン上部に配置されました。非常に直観的でいいですね。レイアウトは保存できるようになりました。
右のペインは今まで通りの Modify(プロパティ)ですね。以前と一緒でここは縦に長く、たいていスクロールしないといけないので使いづらいままです。ある程度の大項目は上部タブになりましたが、それでも中項目へのアクセスが大変なのでさらにタブとかで分けてほしかったですね。それか項目フィルタリング(こっちの方が実装は楽なはず)ですね。
ざっと使ってみたところ、UI や View Port、内部のエンジンとかの改善は著しいものがありましたが、アプリケーションそのものの機能としてはほとんど変化無いようです。
アニメーション特化のソフトなのでアニメーションの作りやすさとか改善して欲しかったですね。コントロールリグくらいはもう普通につけて欲しかったですね…。
このモーションレイヤーで部位をポチって移動、回転ツールで操作。もうそんな時代ではありませんよ…。こういうところは CLIP STUDIO ACTION が一番直観的ですね。
CLIP STUDIO ACTION ではゴースト表示もされます。Modo 801 のオニオンスキンほどではないですが、前フレームだけでも非常に使いやすいです。モーションレイヤーは関節のロックとかするときには非常に使いやすいんですよね。
アニメーションのタイムラインも見た目は変わりましたが、機能は前のままです。Curve 編集も前のままで、どこかのフリーソフトと同じレベルですね。
CLIP STUDIO ACTION のカーブ。
MODO のカーブ。非常に使いやすいです。
Unity 4, 5 (beta) のカーブ。フィルタリングできないのでボーンの数が多いと死ねます。
Cloth、Hair シミュレーション
テンプレートに入っていたダンスプロジェクトです。G6 のアバターです。髪と服(下だけ)いい感じにヒラヒラ揺れます。残念ながら胸は揺れません。ですが今回の G6 アバターには胸ボーンが設定されていたので Spring を設定すれば揺らせますね(3DXchange 6 が来ないと G6 アバターは編集できないようでした)。
さて、どうやって実現しているのかなとちょっと見てみましたが、
基本モデルの箱、カプセル、球を組み合わせて コリジョン領域を編集できるようです。
で、布のシミュレーションはこのウェイトマップで画像として重みをグレースケールで付けるようです。布の素材もいくつかプリセットがあってそのうえでカスタムで調整できるようです。非常に手軽でよさげです。Unity に持っていけたら最高ですが今の Unity には無い機能なので無理ですね~Reallusion さん Unity 用のアセット作ってくれませんか?髪が非常にいい感じです。Tomb Raider 2013 のララの髪みたいでこれが Unity できたら革命ですね~
Subustance
Substance のマテリアルがデフォルトで使えるようになっています。ですが…
リアルタイムに表示されないのは試用のためでしょうか?これじゃただテクスチャ貼り付けただけじゃないか?
違った ubstance Designer 付属のマテリアル使ったら普通にいいカンジだった。
レンダリング
Indigo Render でシーンをレンダリングしてみよいうと思いましたら、
はぁ~たった15回って…これは気軽に設定いじって試せない…
レンダリング中です。これは Indigo RTというスタンアロンのアプリケーションです。iClone のプラグインはこのソフトとのシーンの仲立ちをするブリッジのようです。
CPUは全開です。商品説明によれば GPU も使いまくっているとのことです。
とりあえず、このシーンをレンダリングしてみました。
環境光はどこに?背景はパノラマじゃなかったのかな…普通に太陽光ですねこれは。凄い時間かかりましたが、どうでしょうアリなのかナシなのか…
ファーストインプレッション
さて、ざっと使ってみたところ簡単に総評を。
Unity で使えるかに関しては 3DXchange 6 てこないと何とも言えない状況ですね。今の状態では iClone 5 の時と何も変わらないので、Windows 8.1 Pro でもちゃんとインストールできるようになったところが今のところ私にとっては最大の利点でしょうか?3DXchange 6 で Substance の情報を Unity に持っていけたら最高ですね。あとは DAZ Genesis 2 対応とか。今はほとんど情報が無いので…。ん~便利な機能が追加されたわけではないので、とりあえず 3DXchange 6 出るまでは保留ですね。
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